温度管理に使うセンサー型の温度計について

温度管理に欠かせない存在になるのがセンサー型の温度計です。

普段仕事などで使っているコピー機にはセンサー型の温度計が内蔵してあります。これはコピー機を使う人にとって、とても重要な電子パーツではありますが、内部にある部品であり、利用する人が目にすることはありません。このセンサー型の温度計は機内温度を監視する目的で使われているもので、温度上昇が過度に行われるとコピー品質が悪くなる、逆に温度が低過ぎても品質が悪くなるなど、温度管理には欠かせない存在です。

ちなみに、コピーを終えたばかりの用紙を触ると熱さを感じることが多いかと思われますが、コピー機は高温度のドラムやトナーを付着させた後の定着装置などがいずれも高温度の状態になるので、これらの温度管理としてセンサー型の温度計が採用されているわけです。センサー型の温度計は、物体から放出される熱を検知する、検知した結果をコントロール回路に伝えて温度調節を行います。コピー機内部には高温度にするための装置があり、その装置のコントロールを行っているわけです。

検知した信号はそのままではコンピューターが理解できため、アナログ信号をデジタル信号に変換するためのAD変換器があり、デジタル信号を受け取ることで温度の上げ下げを行う、ヒーター回路のオンオフを行っています。尚、センサー型の温度計が故障すると温度管理ができなくなる、コピー機の故障に繋がるため、最近のマシーンはセンサー故障などの症状をディスプレイに表示させる機能を持つ製品が一般的になっています。